食品衛生を考える題材は身の回りに
そろそろ生牡蠣のシーズンである。
食品衛生の講師を務めることが多いが、最近よく「生レバーは禁止になったが、なぜ生牡蠣は禁止しないのか?」といった内容を取り上げるようにしている。
これを考える上で、HACCP的視点も必要であるとともに、Codexが示している食品衛生の一般原則についての重要性も含まれているためで、食品衛生を考える題材は身の回りに豊富にある。
GFSI(グローバル食品安全イニシアティブ)の世界大会に久しぶり参加。ブロックチェーンやディープ・ラーニングといった最新技術を、食品安全分野にも導入するための取組が少しずつ話題に上っていた。 「食の安心」とは消費者の心情が平静で納得されている状態と考える。一方で「食の信頼」は、単なる「食の安心」だけではない。ましてや、認証やマークを介して伝えるものはほんの一部分である。 やはり、科学的根拠に立脚し
この3月にFSSC22000を主題としたセミナーを主催する。 先だって改定4版が出たばかりであるが、一方で5版の改定に向けて討議が進んでおり、その概要を解説して頂くことにしている。 ところで数年ぶりであるが、国際的な食品安全の業界団体であるGFSIの国際会議に参加予定で、最新の食品安全における課題や取組についての情報を収集してこようと思っている。 日本の食品安全行政は、どちらかといえば何か事件事故