品質管理

現在、食品業界に対する「安全・安心」への要求は日々高まっています。


今までは法令順守していれば問題として扱われなかったことも、SNSの普及による消費者の声の広がり方次第では問題とされ、会社の存続に影響を及ぼした事例が多く見られます。


大手食品メーカーでは世間の要求に合わせ多額の費用を投じて設備投資するなど対応していますが、資金的に厳しい中小企業では困難な課題になってしまいます。

品質管理レベルの向上はすべての企業が取り組むべき課題ではありますが、「管理体制を強化させたところ、生産性が大幅に低下してしまった」といったことでは事業を継続させることが困難になってしまいます。

 

「現在の顧客の要望に応えなければ取引が停止させられる」という状況でも、その顧客から得られる利益より品質管理にかかるコストの方が高くなるのでは本末転倒です。
 

現在、中小企業に必要とされるのは「安全性と生産性のバランス」です。

 

品質管理体制を向上させるためISOなどの認証を取得することも大切ですが、取得しなくても自社の顧客が求める安全性を満たしているのであれば必要ではないかも知れません。

取得のためにかかるはずであった費用や時間を生産性の向上に投資すれば利益が上がります。
 

リスクに対する考え方は様々ですが、リスクを「発生頻度」と「影響度」の観点から評価した後、その積から「リスクレベル」を導き出し、そのレベルに応じた対策を考えるという「リスクマネジメント」と呼ばれる手法は企業の規模に関係なく必要な手法です。

ISOなどを取得していても、実行しなければ何の意味もなくなってしまいます。
 

リスクマネジメントなど様々な手法を活用しつつ、自社にあった品質管理レベルを把握し、そのレベルを確実に実行できるよう取り組んでみてはどうでしょうか。

経営者を中心に安全性と生産性のバランスを見極め、従業員全員で品質管理レベルを維持して下さい。