農林水産省の補助事業公募ページに、2月5日付けで「平成31年度農山漁村6次産業化対策事業のうち食品の品質・安全管理サポート事業に係る公募について」というものが掲載された。
http://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/shokusan/190205_17.html
その中で、新たな用語として「HACCP伝道師」なるものが示されている(575.8万円以内の補助金額予算)。
「HACCP伝道師」とは、どうやら「加工・製造等の現場の実態に即し、衛生管理計画の作成・運用(旧・基準B)を適切に指導できる能力」「HACCPに基づく衛生管理(旧・基準A)に引き上げることができる能力」を身につけた者を指すらしい。
また、2~3日間の講習で身につけさせることを狙っている様子である。
デジタル大辞泉によれば、「伝道師」とは、
1.伝道に従事する人。キリスト教では正教師の資格を持たない伝道者。補教師。
2.(転じて)物事のよさを人に伝えて広める人。「日本酒の伝道師を自称する」
とある。
もちろんキリスト教とは無関係であろう。
短期間の間にHACCPの良さを「伝え広める」力量を身につけるのは、なかなか難しいのではないかと思う。
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