top of page

HACCP制度化などの最新動向に対する情報不足

スーパーの惣菜コーナーやホテル・旅館の厨房施設などの食品衛生管理も関わっているが、痛感するのはHACCP制度化などの最新動向に対する情報不足である。


ヒトは知らないことに対して、初めの段階として「無視する」ことで心の防御を保つように努める。さらに、少しずつ分かり始めてくると、若干の攻撃性を伴いながら「批判する」ことを行い始める。


その後は、相手に委ねてあきらめるか、積極的に働きかけるかであるが、ここしばらくお会いする方々は、HACCP制度化について、「無視する」あるいは「批判する」といったステージかと推察できる。


メーカーへのアプローチばかりが先行しているが、食品衛生は消費者の安全性確保が先決であり、広く丁寧な周知を進めてもらいたいと思う。

閲覧数:1回0件のコメント

最新記事

すべて表示

加熱殺菌の科学的根拠

食品事業者との会話の中で、「加熱殺菌を行っている」と伺うと、「温度や時間はどうやって設定したのですか?」と聞くようにしている。 「以前からこの設定値で商品ができたから」とか、「今まで衛生上の事故が無かったから大丈夫」とか… 品質を変動させる因子は様々であり、今まで品質事故が無かったからといって、この先も保証できない。 曖昧なままで進めてきた加熱殺菌の設定値について、その科学的根拠の整理を進めて欲し

bottom of page